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COFFEE CLUB

好きな習慣に、選ぶ理由を。

傘のないキノコ、ヤマブシタケを知る。

白い房から、細い針が何本も垂れている。シイタケのような傘はない。木の幹に現れるこのキノコが、ヤマブシタケだ。マッシュルームコーヒーに使われる素材の一つでもある。

白い針状の突起が垂れるヤマブシタケ

森では、木を分解して育つ。

ヤマブシタケは、アジアやヨーロッパ、北米の森に分布する。主に枯れた木で育ち、木を分解して栄養を得る。傷のある生きた木に現れることもある。(キュー王立植物園)

白い房は「子実体」と呼ばれる部分。私たちが普段、キノコとして目にするのがこの部分だ。丸い傘を開くものもあれば、ヤマブシタケのように針を垂らすものもある。

森の倒木に生える白いヤマブシタケ

食材としては、ロブスターにたとえられることも。

見た目からは想像しにくいが、ヤマブシタケは食用キノコでもある。肉厚な食感と穏やかな風味があり、炒め物や煮込みにも使える。(キュー王立植物園)

ヤマブシタケとその仲間の風味は、料理人からロブスターや魚介にたとえられることもある。コーネル大学では、こうしたキノコを森の中の原木で栽培する研究が行われてきた。食卓に届けるため、育て方も探られている。(コーネル大学)

切り分けたヤマブシタケと焼き色のついたキノコ料理

研究では、何を調べている?

ヤマブシタケの研究の一つに、認知機能との関係がある。2023年、英国のノーサンブリア大学による小規模な探索的試験では、18〜45歳の健康な成人43人について、初回摂取後の変化を調べた。参加者を、ヤマブシタケ由来の原料を含むカプセルを摂る群と、含まないカプセルを摂る群に分け、課題の成績などを比べた。

課題の一つが、ストループ課題。たとえば、青色で書かれた「赤」という文字の色を答える。言葉の意味に引っ張られず答えられるかを見る、そんな課題だ。(ストループ課題の解説論文)

この試験でヤマブシタケを摂った群の中で、摂取前と1時間後を比べると、ストループ課題への反応は速くなった。一方、単語を覚えて答える課題では、正しく思い出せた数が減る結果もあった。これは研究用カプセルでの結果で、COFFEE CLUBの一杯について調べたものではない。(2023年の研究)

この白い房が、コーヒーの素材になる。

COFFEE CLUBのヤマブシタケ原料は、子実体を100%使用している。木の幹から垂れる、あの白い房にあたる部分だ。

豆の産地だけでなく、一緒に入るキノコの姿まで知って飲む。原材料にある「ヤマブシタケ」という名前から、森で育つ白い房を思い浮かべてみてほしい。